人生の土台は幼児期にあります。ありのままの自分が受け入れらる経験を通して、子どもは自らの力を充分に発揮できるようになります。私たちは、情緒の安定をはかり、必要な環境を整え、援助し、見守ることを大切にしています。
幼児の生命の表現である「遊び」を中心に、子ども一人ひとりが自分らしく輝ける保育を目指します。「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」―この聖書の言葉のもと、他者に心を寄せることのできる子どもたちを育む園であり続けたいと願っています。
やさしさは、教えられるものでなく、育つもの。その子の中自然に生まれる思いやりを大切にしています。
子どもが自分で感じ、考え、選び、行動できるように、自由な遊びのなかで「やりたいことに夢中になる経験」を大切にしています。
間違いや失敗、不安や緊張といった感情にも丁寧に寄り添い、「間違えても大丈夫」と思える心の土台を育てていきます。
困っている子に気づき、「一緒に考えてあげたい」と思える子に。年齢や立場、個性や違いをこえて、お互いを尊重し合いながら、ともに育ち合える関係づくりを大切にします。
フレーザー幼稚園は、1896年に「広島女学校附属第二幼稚園」として広島の地に誕生し、2026年で創立130周年を迎えます。経済的に困難家庭の子どものために無料幼稚園として地域に根ざした保育を始めました。神様の導きと子どもたちの笑顔に支えられながら、一人ひとりを大切に見守っていきます。
| 名称 | 学校法人広島南部教会学園 フレーザー幼稚園 |
| 住所 | 〒734-0015 広島県広島市南区宇品御幸2丁目1-2 |
| 電話 | 082-251-6865 |
| Fax | 082-251-6833 |
| 利用定員 | 45名 |
| 在園児数 | 34名 *年長(あやめ組)13名 *年中(きく組)11名 *年少(ばら組)10名 2025年10月現在 |
| 対象年齢 | 学満3歳~5歳(年少~年長) |
| 年代 | 出来事 |
|---|---|
| 1896年 | 広島女学校(現在の広島女学院)付属第二幼稚園として三川町に開園。経済的に困難な家庭を支援する「無料幼稚園」として出発。 |
| 1905年 | 男子有志により夜学校開校(後のフレーザー英語学校) |
| 1907年 | フレーザー学校が開設。フレーザー英語学校と共にフレーザー幼稚園と改名し、幼稚園として教育事業の設置申請が許可される。 |
| 1929年 | 国泰寺町(旧広島大学付近)に移転。「日本メソヂスト広島南部教会付属幼稚園」に。 |
| 1933年 | 漏電により園舎が火災で全焼。翌年、建設費8000円で再建。 |
| 1942年 | 道路拡張のため南竹屋町に移転。カタカナが使えず「愛美幼稚園」に改称。 |
| 1945年 | 原爆により園舎と教会が再び全焼。園児・保護者・園長夫妻が被災。 |
| 戦後~1953年 | 敗戦により休園。1953年にの宇品で再開園。 |
| 1964年 | 広島市内で初めて図書室を設置。絵本800冊を備える。 |
| 1976年 | 現在の園舎に改築。 |
| 1982年 | 学校法人化。 |
| 2026年 | 創立130周年を迎える。 |
交通
広島電鉄5番の比治山経由宇品行きに乗り広島駅より20分「宇品2丁目」電停下車徒歩1分