1日の流れに「時間」を書いていないのは、子どもたちの様子にあわせて活動が変わるからです。おなかがすいたら「おべんとうにしようか?」と声をかけ、遊びに夢中な時はもう少し続けることも。フレーザー幼稚園では、大人が決めすぎず、子どもたち自身が心地よく過ごせるようなリズムを大切にしています。
お家の方と門で「さようなら」をして「きょうはどんなたのしいことがあるかな」と、お部屋にむかいます。自分のペースで、朝の準備をします。
子どもたちが「やってみたい」と思うことを自分で選んで過ごす時間です。1人でじっくり遊ぶ子、友だちと関わって遊ぶ子、どの子も安心して過ごせるようにしています。制作もやりたくなったときに始められるようそっと用意しています。
普段は自由に遊んでいる子どもたちも、この時間はみんなで集まります。おやすみのお友だちのことを思ったり、元気に過ごせていることを神さまにありがとうと伝えたり。季節の讃美歌を歌いながら心をひとつにする時間です。
草木を観察したり、虫をみつけたり。泥や水で思い切り遊ぶ子もいれば、ジャングラミングで「どこから登ろう」と考えながら挑戦する子も。草木に囲まれた園庭で自然を感じながら、季節ごとに好きなあそびを見つけています。
大好きなお家の方が自分のために作ってくださったお弁当はとってもおいしいですね。そして、大好きなお友だちとお話しながら食べるともっともっとおいしく感じられます。
お弁当のあとは、また思い思いに遊ぶ時間。クラスで活動したり、異年齢の友だちと遊んだり。からだを動かしたり、リズムにのったり、積み木を広げて夢中になる日も。そのときの「やってみたい」を大切にしています。
帰る準備も、自分でやってみる大切な時間。絵本の時間は、文字を読むより“絵から感じる”を大切にしています。今日もたのしかったね、またあした。